【事例】世界のLXデザイン実践企業まとめ

こんにちは、松下です。
Googleで”Learning Experience Design”と調べても、「LXデザイン(学習体験デザイン)とは何か?」「インストラクショナルデザインとの違いとは?」のような言葉の定義を論じる学問系の記事が多いと感じます。これらを読み進めるなかで「実際のところ、ビジネスにおける活用事例ってあるの?」と気になり、いくつかの企業を調べました。企業の選定基準は「公式HPにLXデザインに関する記載があるか」です。

この記事は

  • 「Learning Experience Design」を実践する企業を知りたい

と感じてる人向けです。「そもそもLXデザイン(学習体験デザイン、ラーニングエクスペリエンスデザイン)って何?」という方は、こちらの記事をご覧ください。

※以下より本文ですが、ここからは常体(だ、である調)で書きます。
※本サイトの記事は「読み物としての記事」ではなく「筆者の個人的なメモ」を公開している、とご理解ください。
※この記事(というより、ほぼメモ)は随時更新しています。

ビジネスの形:無形商材か、有形商材か

  • LXデザインは一種の”在り方”(=WHAT)のようなものであり、LXデザインを提供する方法(=HOW)は企業によって異なる
  • LXデザインを提供するビジネスを大別すると「研修やコンサルティングなどの無形商材を扱うビジネス」「LMSやラーニングマネジメントシステムなどの有形商材を扱うビジネス」の2パターンに分けられる

無形商材:研修、コンサルティング系

Six Red Marbles

  • ターゲット:子ども~大人まで幅広い
    例:PRE K-12、higher education、Adult learning
  • サービス:コンテンツ開発から評価設計など多岐にわたる
    例:Content Development、LXD、Project Management

ELM Learning

  • ターゲット:大手企業が多そう(公開事例:Google、Twitter、GE、ネスレ、マイクロソフトなど)
  • サービス:リーダーシップ開発、チェンジマネジメント戦略などが中心。学習方法としては、モバイルラーニング、ゲーミフィケーションなど豊富な手法を用意

Liquid Interactive

  • ターゲット:企業、政府機関、非営利団体など幅広い ※地域はオーストラリア
  • サービス:業界や領域を問わず、様々なデジタルコンテンツや体験を設計・改善

MacTay

  • ターゲット:大手企業が多そう(公開事例:ユニリーバ、エクソンモービル、ネスレなど)※地域はアフリカ
  • サービス:人材育成から組織開発まで幅広く対応
  • その他:ナイジェリアで最初に設立された大手経営コンサルティング会社

O’Donnell Learn

  • ターゲット:教育機関(大学や教育系企業)
  • サービス:戦略設計からプログラム開発まで一気通貫で対応

有形商材:LMS(ラーニングマネジメントシステム)、タレントマネジメントシステム系

saba software

  • ターゲット:大手企業が多そう(公開事例:富士通、クレディ・スイス、ハイアットなど)
  • サービス:採用、育成、評価など一気通貫で対応

NovoEd

  • ターゲット:大手企業が多そう(公開事例:GE、コムキャスト、クラフト・ハインツなど)
  • サービス:学習に特化したプラットフォームを提供(オンボーディング、リーダーシップ開発、営業力強化など内容は幅広くカバー)

Xapiapps

  • ターゲット:デスクレスワーカー(世界の約80%に相当、主な業界例:製造業、小売業、農業など)
  • サービス:学習に特化したプラットフォームを提供(個々人のスキル管理から組織ナレッジの管理まで対応し、他アプリケーションとの連携機能も充実)

有形商材:プラットフォーム系

aNewSpring

  • ターゲット:トレーナー(個人、法人問わず)
  • サービス:トレーナーが効果的に学びをつくり、彼らの生徒に届けるためのツール一式(学習管理、講義配信の仕組みなど)

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